重症のCOPDには在宅人工呼吸器療法
COPD(慢性閉塞性肺疾患)が重症になってくると、在宅酸素療法を導入する場合がありますが、さらに重症化した場合、在宅酸素療法だけでは、夜間、寝ている間に換気
が悪くなり、高CO2血症を起こすようになります。
寝ている間に高CO2血症になると、朝起きたときに、頭痛がしたり、眠っているのに疲労感があるといった症状が出てきます。

このような場合、在宅人工呼吸器療法を用いることがあります。これは、マスクを用いた人工呼吸法で、NIPPV(非侵襲的陽圧換気療法)といいます。NIPPVは、平成10年度に健康保険適用になりました。
健康保険が適用になったおかげで、在宅酸素療法だけでは、酸素が不足してしまう患者に、昼間は在宅酸素療法、夜間はNIPPVを用いるという併用療法が行なわれるケースも増えています。
NIPPVを導入するに当たり、人工呼吸器の仕組みや取り扱いを患者やその家族が十分に理解し、習得する必要があります。また、何か問題が起きれば、すぐに医療機関に連絡が取れるような体制が必要になりますが、この療法がうまくいけば、息切れなどの症状の改善、起床時の頭痛や疲労感などの改善に役立ちます。


