再発率の高い尿路結石
腎臓や尿管、膀胱、尿道などに結石が詰まって激痛が走る「尿路結石」は近年増加傾向にあります。原因としては、尿の流れが悪い、寝たきりの状態が続いている、尿路感染、高尿酸血症・痛風、副甲状腺機能亢進症、薬剤の副作用などがあります。しかし、全体のおよそ80%は原因不明です。

結石成分の種類としては、シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、尿酸、シスチンなどがありますが、最初の2種類を成分とする結石が大半を占めています。尿酸結石やシスチン結石は、尿をアルカリ性にする薬で溶かすことができますが、他のものは薬で溶かすことはできません。
尿路結石は非常に再発率が高く、再発予防はとても重要です。結石形成の明らかな原因がある場合には、その改善が必要となります。しかし、原因不明のほうでは食生活の改善が大切で、最も一般的なシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムによる結石の場合、残念ながら再発予防のための良い薬はありません。
食生活で最も重要なことは、十分な水分補給で、再発予防に非常に有効です。尿路結石の約80%はシュウ酸カルシウムなどのカルシウムを主成分としたものです。この種の結石の再発予防のためには、ほうれん草、竹の子、チョコレート、コーヒー、紅茶などのシュウ酸を多く含む食品を控えることも大切ですが、カルシウムをしっかり取り、脂肪を控えるとよいされています。
というのも、カルシウムは腸からのシュウ酸の吸収を抑制し、一方、脂肪の取りすぎは吸収可能なシュウ酸を増やしてしまうからです。コーヒー、紅茶にはミルクを入れるといったお湯に、シュウ酸の多い食品をとるときにはカルシウムを同時に取ることが大切です。野菜、穀物、改装、青魚などは予防に効果があるといわれていますが、取りすぎは逆効果になることがあります。バランスが大切です。
公的制度である健診と自己負担の人間ドック
自身の健康状態の把握や病気の発見のために行う健診(健康診断)は、職場、学校、地域など公的な制度だけでも様々種類があり、それに応じて検査項目も違ってきます。職場の健診は、労働安全衛生法などに基づき、業種や規模に関係なく、事業者の費用負担で実施が義務付けられています。

職場で放射線や有機溶剤、鉛などを扱う場合、その仕事に応じた特殊健診も義務付けられます。長時間パソコンのモニター等を見つめるVDT作業を行う人、腰に負担がかかる介護作業なども、行政指導で別途の健診が必要です。また、学校保険法では、幼稚園から大学まで、職員も含めて毎年健診を行うように定められています。
一方、市町村や保険者による健診は、正式に健康診査という名称が多く、乳がんや子宮がんなどの特定の病気を見つける場合は検診(字の違いに注意)と呼びます。どちらも全国一律ではなく、実施状況や費用負担に差があります。
人間ドックは、自覚症状の有無に関係なく病院・診療所で希望する部位の精密検査を受けて、病気の有無や臓器の状態をチェックするものです。こちらは任意ですので保険が利かず全額自己負担となります。
医療機関は検査価格を自由に設定でき、受診者の増加はそのまま利益増加に繋がりますので、最近は受診者獲得のため、体に負担をかけることなく短時間で全身の断面画像が撮影できるマルチスライスCTなどの高価な検査機器を導入したり、脳卒中に備えた脳ドック、心臓ドック、肺がんリスクを調べる肺ドックなどのオプションと組み合わせたコースも登場しています。
また宿泊は交通の便がいい近場の超高級ホテルであったり、有名観光地のツアーパッケージに人間ドックを組み込んだものまで、医療機関や専門施設はあの手この手で受診者にアピールしています。個人的には旅行は旅行で、人間ドックと別にゆっくり行きたいですが…。検査が気になって旅行楽しめないんじゃないか心配です。最近は乳がんや子宮がんの検査ニーズが高いため、健診・人間ドック 医師 求人は女性医師の方が転職しやすい状態です。
ホットフラッシュは更年期障害の代表的な症状
ほてり・のぼせ、発汗、冷えなどを伴う「ホットフラッシュ」は更年期障害の代表的な症状で、更年期になり卵巣の機能が衰え、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が低下することが原因となります。

気温は高くないのに暑く感じたり、急激にほてり・のぼせを感じて大量の汗を書くと言った症状が現われます。個人差が大きく、服がぐっしょりになるほどの汗を何度も書くため外出できないといった人もいます。また、昼間だけでなく夜間にも生じ、不眠の原因となることもあります。
更年期だけでなく、病気で卵巣を摘出した場合や、乳がんなどでホルモン治療をした場合にも女性ホルモンが分泌されないためにホットフラッシュが起こることもあります。治療は、女性ホルモンの補充や漢方薬などによる薬物療法が中心です。また、散歩などの適度な運動が効果的といわれています。
一般団体の旅行、修学旅行、学校の移動教室などに同行して、健康管理を行ったり、体調を崩した方への対応を行う看護師、いわゆるツアーナース 求人募集を行っている人材派遣会社が増えてきました。
日本でも子宮頸がんの予防ワクチンが登場
近年、日本では子宮頸がんの発症率が20年前に比べて2倍に上昇、そのピークは35歳前後となっています。日本では年間1万5000人が子宮頸がんを発症し、約3500人が亡くなっています。女性の多くが一生のうちに一度は原因となるウイルスに感染するという、発症の仕組みへの認識どの低さが、自治体の検診受診率の低さの背景にあると言われています。

2006年6月にアメリカの製薬会社メルクの子宮頸がん予防ワクチン「ガーダシル」がアメリカとカナダで承認されたのを皮切りに、現在まで約120カ国で承認されています。日本では、グラクソ・スミスクラインの予防ワクチン「サーバリックス」が2009年10月に始めて厚生労働省から承認され、同12月に販売がスタート。メルク子会社の萬有製薬も、現在ガーダシルの承認を待っています。
性交渉によるウイルス感染が原因である子宮頸がんは、ワクチン接種と検診で100%予防できる唯一のがんです。ワクチンによる一次予防の後、定期的な検診でがんになる前段階で病変を発見します。これにより、子宮摘出で子供を埋めなくなることを防ぎ、死亡率を大幅に下げることが可能になります。課題は今後いかに予防体制を確立するかということです。
新しい医薬品が市場に出た場合、その有効性や安全性を医療現場に伝えるMR(医薬情報担当者)の役割が重要となります。薬剤師の免許がなくても仕事はできますが、免許があれば薬局や病院への転職もできるため、将来の可能性を広げることができます。
主治医以外に意見を聞くセカンドオピニオン
がんに代表される難しい病気の場合、様々な治療方法があるため、主治医に今後の方針を聞いただけで、すぐに「わかりました。」と納得できる人はそれほど多くないでしょう。出来るならば、主治医以外の医師の意見も聞いて疑問などを解消し、自分で納得してから治療方針を決めたいと思うのは当然です。

そんなときに参考になるのが、患者さんが持参した主治医からの紹介状や診断の根拠となった画像検査の情報を見ながら、第三者としての立場の医師が意見を述べる「セカンドオピニオン」です。費用は施設ごとに設定されており、自費診療の扱いとなりますが、今後の人生を左右しかねない大事な治療を受ける人の間で着実に浸透してきています。
「主治医の意見に反対していると受け取られて、今後の信頼関係が心配…」と考え、セカンドオピニオンを受けることに二の足を踏んでいる方も少なくありませんが、患者の権利として保障されていますし、一昔前ならともかく、セカンドオピニオンの必要性が認識されている今日、紹介状を書くことを拒否したり、不満な態度を示したりする医師はまずいません。
がんの治療をしている病院では「セカンドオピニオン外来」を設置しているところが増えていますので、近くの病院にあるかどうかをホームページ等でチェックしてみるとよいでしょう。また、がん診療連携拠点病院(都道府県の推薦に基づいて厚生労働省が認定)に併設されている相談支援センターに問い合わせるのも一法です。
医師に相談する前に、自分の病気について訊きたいこと・疑問に思っていることを箇条書きにしてまとめたりして、キチンと目的を持っておかないと、多くの意見に惑わされてかえって不安になってしまうことがあります。
ワクチンギャップの解決に向け予防接種を抜本改革へ
厚生労働省の予防接種部会(部会長:国立育成医療センター総長の加藤達夫氏)は、予防接種の抜本的な改革に向けて議論をスタートしました。

国内では、海外で推奨されているワクチンが任意接種に位置づけられていたり、欧米で承認済みのワクチンが未だに未承認であるなど、海外と大きな開き(ワクチンギャップ)があると指摘する声があがっていました。そのため、同部会は今後、予防接種法で定期接種に位置づけられていないワクチンについて検討を進めることになっています。
検討に先立って、現制度では定期接種の対象となっていない疾病、ワクチンについて、疾病の特性、疫学状況、予防接種による経済効果、ワクチンの効果と安全性などに関する情報を調査・収集して整理することも決定しました。
調査の対象疾病としては、インフルエンザ菌b型(Hib)、肺炎球菌、ヒトパピローマウイルス(HPV)、水痘、B型肝炎、流行性耳下腺炎などが想定されています。5月を目処に各疾病、ワクチンについて情報をまとめ、6月以降の同部会で、情報の評価・分析手法について検討することになっています。
内科医の求人・転職情報をはじめ、全国の病院、クリニックの常勤・非常勤医師に関する案件を掲載しています。大切なパートナーのためにも、定期的に自宅での性病の検査(子宮頸がん・ヘルペス・クラミジア)を受けることをおすすめします。
