20歳代の発症も珍しくなくなった「痛風」とは?
痛風は、高尿酸血症が原因で起こります。これは、尿酸の血中濃度が異常に高くなる病気です。痛風で関節が痛んだりするのは、関節内滑膜に蓄積された尿酸結晶が各種の原因で滑膜から関節内に脱落して炎症が起こるためです。

痛風と高尿酸血症は、戦後の食生活の欧米化にともなって増えてきました。とくに、低エネルギーの食事から高エネルギーの食事へと変化したことが、主な増加の原因です。飲酒量が増加したことも大きくかかわっています。
そのため、痛風は糖尿病などとともに「ぜいたく病」といわれたこともありましたが、そのような食習慣が一般化した現在では、生活習慣病の一つとみなされています。また、かつては50歳代の発症がふつうでしたが、今日では20歳代の発症も珍しくなくなっています
痛風になると、足などの関節がはれあがり、「風が吹いただけでも痛む」といわれるほどの激痛がやってきます。発症当初から痛みは激烈ですが、1~2週間でいったん収まり、鎮静化します。しかし、放置しておいたのでは治らず、しばらくすると再び激痛の発作が起こるようになります。
再発作を起こしたときには、痛む関節の数が増えていたり、大きな関節が痛むようになることが多く、放置していると慢性化します。慢性化すると、間接が曲げにくくなったり、関節部や軟骨などに結節(こぶ)ができることがあり、腎臓にも障害が起こります。


