中性脂肪値を下げるには生活習慣の改善が基本です
血液中に含まれる脂肪は、コレステロールと中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質に分類されます。また、それを運搬するリポたんぱくにもいくつかのタイプがあります。それらの血液中の脂肪やリポたんぱくの量が多い状態を、「高脂血症」と総称しています。高脂血症のうち、中性脂肪の量が多いケースを「高中性脂肪血症」といいます。

ほとんどの高中性脂肪血症は食べ過ぎや運動不足、飲酒、肥満などが原因で起きているので、それらの是正が数値を適正にするためには欠かせません。生活習慣を改善するだけで、中性脂肪値が下がるケースはよくあります。
まず摂取エネルギーを是正することが基本です。炭水化物や脂肪が多く含まれる食品は高エネルギー食品ですから、その摂取量を適切なレベルに抑えることがポイントになります。
また、飲酒が原因で高中性脂肪血症になった人の場合は、禁酒しただけで1ヶ月もしないうちに数値が下がってきます。これは男性に多い傾向です。
女性に多いのは、お菓子や果物などの甘味の取りすぎです。間食やデザートを我慢するだけで、数値が大幅に改善するケースがよくみられます。
運動で消費できるエネルギーは思ったほど多くありませんが、毎日運動する習慣があると、エネルギーを蓄積しない体に少しずつ変化していきます。ウォーキングなどの強い過ぎない有酸素運動がおすすめです。運動をする時間が取れない人は、できるだけ車やエレベーターを使わずに歩くことからはじめましょう。目標は、1日1万歩です。
ただし、日ごろ運動していない人や、既に血管に障害がある人が急に運動すると、思わぬ事故を招く恐れがありますから、事前に主治医の指導を受けるようにしましょう。
