痩せ型の男性も生活習慣病に注意 | 今日の健康トピックス

油断禁物?痩せている人も生活習慣病のリスク

4月よりメタボ健診(特定健康診査)がスタートし、メタボまたはその予備軍と診断された人には生活習慣の改善のための保健指導が行われています。ウエストの基準として男性が85センチ、女性が90センチという数値が設けられており、数値がこれ以下の場合、あるいは肥満でないと診断されれば、この指導は行われません。

しかし、太っている人だけが生活習慣病のリスクが高いと考えるのは早計のようです。大阪府立大総合リハビリテーション学部の今木教授(栄養療法学)らのグループが、過去に住民健診を受けた6万人の健診結果を分析したところ、メタボ体型のひとだけでなく、痩せている人も心筋梗塞などの生活習慣病になる危険があることが判明したそうです。

心筋梗塞との関係が指摘されているタンパク質「CRP」と、メタボ健診の診断項目である、肥満度、血圧、血糖、脂質との関係を調べたところ、これらの2項目以上が、メタボの基準を上回っている人の割合は、CRPの高い人では、低い人より1.7倍ほど高いという結果になりました。

そして肥満度についてですが、男性では、「やせ」の人でもCRPが高い傾向が示されており、CRPが高かった人の割合は、適正体重では18.2%なのに対し、肥満が21.9%、やせが27.7%と痩せている人がワーストになっています。自分は太っていないから大丈夫と考えないで、むしろ自覚症状が全くないだけにより注意することが必要かもしれません。