サルモネラは代表的な食中毒の原因菌です
サルモネラは近年、発生件数の1,2位を占める代表的な食中毒の原因菌になっています。福祉施設や病院でも発生して問題になっています。健康な成人では症状が胃腸炎にとどまりますが、小児や高齢者では重篤になることがあります。

食中毒の60~70%は、主として鶏卵が原因になっています。原因食品としてはオムレツ、卵焼き、ケーキ、マヨネーズなどの卵を使った食品が多いです。その他、食肉も原因となっています。犬や猫などのペットやネズミ・ハエ・ゴキブリ・ミドリガメが穂金している場合もあります。
主にみられるのは、発熱や腹痛、嘔吐、下痢などの症状をともなった急性胃腸炎です。症状はまず悪心および嘔吐で始まり、数時間後に腹痛や下痢がみられます。下痢には粘液、膿、血液が混じることがあり、3~4日持続します。しかし、1週間程度で多くの症状は軽減に向かいます。
高齢者では急性脱水症及び菌血症を起こすなど重症化しやすく、回復も遅れる蛍光があるので注意が必要です。
治療は、発熱と下痢の脱水の補正と腹痛などの胃腸炎症状の緩和を中心に、対症療法を行います。強力な止痢剤は回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいとされています。症状が強い場合は抗生物質を使用する場合もあります。


