その他 | 今日の健康トピックス - Part 3

中高年にお勧めのビタミンは?

CMでおなじみのDHCをはじめ、ドラッグストアでは非常に多くのサプリメントが売られており、その種類は年々増加しています。あれだけのスペースをサプリメントだけが占めているということは相当な売れ行きだと思いますが(僕も風邪の予防にビタミンCと疲れ目にブルーベリーエキスを飲んでいます)、やはり基本は三度の食事からで、サプリメントはあくまでも補助とするのが適切です。

これは同じ栄養成分を摂取しても、サプリメントは通常の食事から摂取した場合に比べて、吸収率が落ちる、効用が短いなどのケースもありますし、1錠あたりの含有量が多いために、知らず知らずのうちに取りすぎの状態となり副作用が出る場合もあるからです。

中高年の人が積極的にとりたいのは、生活習慣病などを防ぐビタミンです。体内に「活性酸素」が増えると、LDL(悪玉)コレステロールを酸化・変質させて、動脈硬化を促進する「酸化LDL」という物質を作り出します。この酸化を抑え、動脈硬化をはじめとする活性酸素の害を防ぐのがビタミンA、C、Eです。

なお、ビタミンAには動物性食品に含まれる「レチノール」と、緑黄色野菜などに含まれ、体内でビタミンAに変わる「βカロテン」がありますが、抗酸化作用が高いのはβカロテンです。

動脈硬化の危険因子として、最近注目されているのが「ホモシステイン」です。ホモシステインとは、肝臓で「メチオニン」というアミノ酸が「システイン」というアミノ酸に変わる途中で、一時的につくられる物質です。ホモシステインは増えすぎると動脈硬化を引き起こしますが、それを防ぐのがビタミンB6、B12、葉酸です。

ビタミンB6は、ホモシステインからシステインへの変換を促して、動脈硬化を防ぎます。一方、B12と葉酸は、ホモシステインの害のないメチオニンに戻すことで、動脈硬化を予防するのです。

旅行で気をつけたいエノコミークラス症候群

日本では大型休暇などで海外旅行へ行く人が年々増えていますが、それに比例して「エコノミークラス症候群」を発症する人も増えています。別名、「静脈血栓症」とも呼ばれており、静脈内に血栓という血液の塊ができることにより発生する病気で、外科、整形外科、婦人科領域などの外科手術後や慢性疾患などで、長期間ベッドに横たわることを余儀なくされた場合に発症しやすいといわれてきました。

近年では先述のように旅行中の交通機関内(特に飛行機)などで、長時間じっと座ったままで足を動かさない状態で発病するケースが増えいています。脚の静脈の中にできた小さい血栓が次第に大きくなり、それが何かの拍子に肺のほうに流れて肺の血管に詰まると、呼吸困難から死にいたることもある「肺梗塞」をひきおこすことがあります。

エコノミークラス症候群の治療法ですが、急性期では静脈内の血栓を溶解させたり、さらに新たな血栓が形成されるのを防ぐ薬物療法のほか、直接血栓を摘出したり、人工血管や自分の血管を用いて血流を再開させるバイパス術などの手術療法があります。

慢性期の治療では、長時間立ちっぱなしでいない、「弾性ストッキング」を着用する、再発を予防するために血栓が形成されるのを防ぐ薬を服用する、などの保存的療法のほか、静脈が血栓で閉塞しているために上昇している静脈圧を下げるための外科手術があります。

予防策としては、まず長期間乗り物に乗る場合は、1~2時間ごとに足を動かしたり、ふくらはぎや太ももをマッサージしたり、もんだりする方法が有効です。また、脱水状態が血栓をできやすくしますので、十分な水分補給も必要です。

不眠症には生活スタイルの改善を

家庭や会社での人間関係をはじめとするストレスなどが原因で不眠症になる人が増えています。医療機関で出される睡眠薬を服用している方も多いともいますが、睡眠薬=危険な薬というイメージ(おそらくニュースなどの影響でしょう)がいまだに定着しているようです。

しかし、広く使われている「ベンゾジアゼピン関連物質」をはじめとする現代の睡眠薬は、安全性が非常に高いもので、医師の処方の元で正しく服用していれば心配はありません。症状の改善にともなって服用する量を減らしたり、やめたりすることもできますので、まず「よい睡眠をとるための生活」を心がけることが大切です。

まず、就寝時刻を確認してみましょう。一般的には「睡眠時間は1日8時間が最良」と思われていますが、日本人の平均睡眠時間は6~7時間で、この時間内におさまっていて、日中に強い眠気がなければ問題ありません。逆に睡眠時間に固執しすぎすると、かえって寝つきが悪くなってしまうこともあります。普通の生活で「ああ眠いな」と感じるようになってからベッドに入るようにしましょう。

次に、夕方から眠る直前までの過ごし方を確認してみましょう。夜、蛍光灯による強すぎる照明を浴びて、明るい部屋で過ごしていないでしょうか?明るい光は眼からの強い刺激となって体内に信号を送るため、体の中にある生体時計が「まだ昼だ」と誤認し、活動に適した状態になるよう、体全体に指示を送ることがあります。
夜は明るすぎない照明にして、昼と夜のメリハリをつけた環境を作るようにしましょう。

また、眠る前の数時間はリラックスして過ごすように心がけます。夕食後少したってから軽めの運動をする、寝る1~2時間前に塗る目のお風呂にゆっくり入る、気分を落ち着かせる音楽(個人的にはエンヤとかがいいです!)を聴いてくつろぐ、などが効果的です。

むずむず脚症候群の患者会が設立

夜寝ようとすると、脚の中を虫が這っているようなどうしようもない不快な症状がやってくる「むずむず脚症候群」への理解を広げようと、6月2日(「むず」とロゴ合わせ?)に初めての患者会「むずむず脚症候群の友の会」が設立されました。

症状の程度に差はあるものの、日本人の5%前後がこの病気を持っているとされていますので、それほどマイナーな病気ではありませんが、医師の認知度が低いために不眠症と誤診されたまま、適切な治療を受けることができずに苦しんでおられる方がたくさんいるようです。国際機関による診断基準は以下の通りとなっています。

  • 1.かゆみなどの不快な感覚に伴って、足を動かしたいという強い欲求が起きる。
  • 2.症状が、寝ている状態や座ったりしている状態でも始まる。
  • 3.症状は、体を動かすことによって改善される。
  • 4.症状は、夕方から夜間にかけて強くなる。

患者さんが共通して訴えるのは、「脚の中に手を突っ込んでかきむしりたい」、「じっとしていると症状が現れるので、寝ているときも脚を布団に叩きつけずにいられない」、あるいはこの会の代表人の良永さんのように「腰から下は必要ないと思ったほど」など、日常生活に著しい影響を及ぼしています。

詳しい原因はわかっていませんが、運動に関する情報を脳に伝えるドーパミン(ホルモンの一種)の機能低下や鉄分の不足が関係しているとの考え方が有力です。糖尿病が悪化して人工透析を受けている人、妊婦さんに多くみられるのが特徴です。

専門医による診断を受け、鉄分を補給するための鉄剤やパーキンソン病に使われるカルビドパ/レボドパ合剤(商品名:メネシット)などによる治療を受ければ、ほとんどの症状が改善されるとされています。

上記の症状に当てはまる方は、睡眠障害を専門にしている医療機関を、近くにない場合は神経内科、精神科を受診してみてはいかがでしょうか?

電子タバコで無理なく禁煙?

オフィス、レストラン、飛行機はもちろん、居酒屋での喫煙を禁じる条例までもが登場し(横浜市)、いよいよ肩身が狭くなってきた愛煙家の方も多いでしょう。『火垂るの墓』の野坂昭如さんが「タバコを禁止するなら、排気ガスを出してる自動車も禁止しろ!」と吼えてみたところで、時代の流れには逆らえそうにもありません。何でも国会ではタバコ1箱1000円プランが検討されているとか。

動画:電子タバコ「SuperSmoker」を実際に吸っているShiny ShinyのZara

「そこまでして吸いたくない。健康に悪いこともわかっている。でも止めらないんだよ!」との声を受けて登場したのが、「電子タバコ」のSuperSmoker(スーパースモーカー)です。ネーミングからすると、なんだか通常のタバコよりもモクモクしそうな感じを受けるですが、実はこのSuperSmoker、007で登場してもおかしくないハイテクグッズなのです。

実際のタバコと同じ味わい(らしいけど本当?)、ゆらゆらと揺れる紫煙、赤く光る先端部…しかし、唯一違う点は差込口が付いていて、そこに自分の中毒度に合わせたレベルのニコチンカートリッジを入れるんです。禁煙ガムの二コレットと同じで、徐々にニコチンレベルを下げていって無理なく禁煙にもっていこうというのが狙いだそうです。

出てくる煙はあくまでも無害なものですので、問題となっている発がん物質はゼロ、CO2もゼロ。特有のニオイで煙たがられることもありませんし、歯が黄ばむ心配もありません。本体価格が140ドルにカートリッジ代がプラスされますが、これで止められるなら安い買い物でしょうか?

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