その他 | 今日の健康トピックス - Part 2

赤血球数(RBC)

赤血球は、体の色々な組織に酸素を運び、一方不要になった炭酸ガスを交換して廃棄する役目、血液のPH(酸性・アルカリ性の度合い)を一定に保つ役目など、生命の維持に重要な働きをしています。

赤血球数の検査の目的は主に貧血の有無を知ることにあります。赤血球が減ると、酸素を運ぶ能力が落ち、体の細胞が酸欠状態となり、極端な場合には生命の危機に陥ることもあります。逆に赤血球が増えすぎると、血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなります。

赤血球数の基準値
男性:400万~539万個/ul 女性:360万~489万個/ul

男女とも、血液1ul中の赤血球が300万個以下であれば貧血と診断されます。異常値が出たら血清鉄(Fe)や骨髄検査プロトロンビン時間などの検査を行い、貧血の種類を調べます。さらに精密検査が必要な場合もあります。

貧血には、出血や鉄分の不足によって起こる鉄欠乏性貧血ビタミンB12の欠乏により膵臓の腫れや黄疸が出る悪性貧血、骨髄の造血機能の低下による再生不良貧血、赤血球が破壊されて溶血を起こす溶血性貧血などがあります。

日本人に一番多いのは鉄欠乏性貧血で、めまいや動悸がします。過度のダイエットや偏食による栄養不足、腸からの鉄分の吸収が不十分な場合に起こります。女性の場合は整理の出血や子宮筋腫なども要因となります。中高年の場合は、胃がんや大腸がんがないかどうかも検査しておく必要があります。

血液検査:ヘモグロビンとヘマトクリット

ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素で、ヘムという鉄分とグロビンというたんぱく質とが結びついたものです。このヘムという鉄分に酸素が結びついて、酸素を体中に運び、不要になった二酸化炭素を運び出しています。

一方、ヘマトクリットとは、一定量の血液の中に、赤血球がどれだけ含まれているかをパーセント(%)で表したもので、血液を遠心分離機にかけて沈殿した赤血球の比率を測定します。いずれの検査も主として貧血の有無を知るために行なわれます。

ヘモグロビンの基準値
男性:13.0~16.6g/dl 女性:11.4~14.6/dl

ヘマトクリットの基準値
男性:38.0~48.9% 女性:34.0~43.9%

ヘモグロビンヘマトクリットの値は赤血球数と連動していますから、低値の場合は貧血、多い場合は多血症です。貧血は種類によって2時検査の方法、さらには治療法が異なってきますので、注意が必要です。高値で多血症が疑われるときは、慢性の心臓病、呼吸器の病気などが隠れているケースもあるのでさらに詳しい検査が必要です。

貧血と診断される人の9割が鉄欠乏性貧血です。貧血予防のためには、レバー、イワシ、カキ、アサリなど鉄分を多く含む食品を積極的にとり、食事の改善に努めましょう。ひじきなどの海藻類や豆腐などの大豆製品にも鉄分は豊富です。

40歳以上の女性の半数が経験する尿漏れ

咳やくしゃみをした拍子に尿が漏れ出てしまうなど、自分の意思に反して尿が漏れ出てしまうことを尿失禁といい、一度でも経験した人を含めると、40歳以上の女性の約半数に見られ、外出が心配など生活に支障をきたしている人も少なくありません。

女性の尿漏れの約7割を占めているのが、「腹圧性尿失禁」です。これは、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げるなどの動作で、腹圧がかかったときに尿が漏れるものです。骨盤内にある膀胱や子宮などを支える筋肉(骨盤底筋)が弱くなることで起こります。この筋肉は加齢とともに弱くなり、妊娠、出産、肥満、閉経による女性ホルモンの分泌低下がそれに加わります。

次いで多いのが「切迫性尿失禁」です。尿意を感じてトイレに行くが、我慢で傷に途中でもらしてしまうもので、こちらも加齢とともに増加します。脳出血や脳梗塞の後遺症で起こることもありますが、ハッキリ原因がわからないものも多く、いずれも原因となる病態を「過活動膀胱」と呼んでいます。

治療については、軽い腹圧性尿失禁なら、骨盤底筋を鍛える骨盤底筋体操を毎日行なうことで改善します。同時に、尿道の収縮力を増す薬も服用します。これで効果がみられない場合は、TVT手術を受けます。
一方、切迫性尿失禁の場合は、膀胱の過活動を抑える抗コリン薬などが処方されます。

こまめな水分補給で脱水症状を予防しましょう

梅雨が明けていないにもかかわらず、全国各地で熊谷市ばりの猛暑日が続いています。外出する際は、脱水症状に陥らないように注意しなければなりません。予防策は、こまめに水分を摂取することです。

最も効率のよい水分補給の方法は、10分おきくらいに少しずつ飲むことです。のどの渇きを感じてからがぶ飲みしてしまうと、水分が体内に思うように吸収されず、ほとんどが尿として体外に排出されてしまうので注意しましょう。

ペットボトル入りのお茶を持ち歩いている人も多い方と思いますが、水分補給の観点から見ると、お茶には利尿作用があるのであまり適していません。最もいいのは水分と同時に失われたミネラルも補給できるスポーツドリンクです。

睡眠時無呼吸症候群の診断と対策

睡眠中に何度も呼吸が止まる病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。これは、気道の閉塞などが原因で、脳と血液中が酸素不足になり二酸化炭素量が増加する病気です。肥満の人がかかる病気と思われがちですが、痩せている人でも気道の閉塞は起こり、最近増えていることが指摘されています。

いびき、不眠、日中の眠気、倦怠感、うつ状態などの症状がある人は、この病気の可能性があります。放置すると、高血圧や脳卒中などの合併症を引き起こしたり、日中の強い眠気のために交通事故などを起こしたりすることもありますから、早めに呼吸器科を受診しましょう

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の検査法としてもっとも優れているのは、睡眠ポリグラフィー(PSG)です。この検査では、睡眠時無呼吸症候群の条件である次の項目を調べます。
1.一晩の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上ある。
2.1時間当たり、10秒以上の無呼吸が5回以上ある。

軽症であれば減量に努めたり、飲酒を控えるなどの生活習慣の改善によって症状が緩和することがあります。しかし、中等症以上では治療が必要です。とくに重症な場合は、経鼻的持続陽圧人工呼吸法(CPAP療法)がもっとも有効です。これは、鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくすという治療法で、保健適用となっています。

ジェネリック医薬品は何故安いのでしょうか?

高橋英樹さんのCM(沢井製薬)などの効果もあって、ジェネリック医薬品の経済性に関心が集まっています。ジェネリック医薬品の値段は先発医薬品の2~7割ぐらい、およそ半分の値段です。したがって医療費の自己負担率が3割という今日では、家計にもやさしい医薬品ということになります。

では、なぜジェネリック医薬品の値段は安いのでしょうか?通常、メーカーが新薬を開発し製造する場合、その有効成分の開発には数百億円以上の開発経費と10~20年の年月を要しています。
このため開発メーカーは特許を出願してから20~25年間、特許保護の下に新薬を独占的に製造販売できることになっています。

しかし、この新薬の特許が切れた後で作られるジェネリック医薬品は、新薬メーカーが開発した薬と同じ有効成分を使うため、新薬ほど開発経費がかかりません。このため先発品より開発経費がかかっていない分安くなっており、値段はおよそ半分くらいになるというわけです。

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