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脳梗塞予防に水分摂取は効果がない?

夜間頻尿を主訴として病院を訪れる患者さんの中には、1日2リットル以上もの水分を摂取している方が少なくありません。患者さんの話によると脳梗塞心筋梗塞の予防には水分をたくさん摂取するのがよいとテレビや雑誌で特集していたとのことです。

適量の摂取が大切

しかし、大量に水分を摂取することが脳梗塞や心筋梗塞の原因のひとつと言われている血液の粘稠度を低下させるという医学的な根拠はなく、国内外の調査でも排尿回数を増やすだけという結果が出ています。

高齢者の場合、脱水予防の観点から十分な摂取が必要という考えもありますが、あくまでも、介護を必要とする人や認知症などでのどの渇きを自覚できない人が脱水のリスクがあるということであり、日常生活活動(ADL)が自立した元気な人が脱水になるとは考えにくく、無理してまで水を飲む必要はありません。

むしろ、夜間頻尿になることで生活の質(QOL)が低下し予後も悪くなることが明らかになっています。夜トイレに行く回数が多い人ほど転倒の危険性が高くなるため、死亡率が高いというデータもあります。

適度な水分摂取量は体形や生活環境、汗のかきやすさなど個人によって異なります。まず医師に1日の尿量を計測してもらい、尿量の合計が「体重(kg)×20~30ミリリットル」程度になるように調整するのが理想とされています。

-AD-動脈瘤を早期発見して脳卒中を予防するには脳ドックが有効です。ドクターのリスク対策、被害者である患者の保護救済として医師 保険の役割はますます大きくなっています。

慢性心不全の悪化予防には適度な運動が必要

慢性心不全の患者さんに対しては、心臓に負担をかけないように安静にしていることが肝要-というのが以前は常識となっていました。しかし、安静を強いられると廃用が進み、ADL(日常生活における活動)が大きく低下します。そのため、医師の間では動かないことに対する不利益が認識されはじめ、運動療法の研究が進んだのです。

まずは10分程度の歩行から始めましょう

1980年代になると、慢性心不全の患者さんに対しては、適度な運動なら安全に行えて運動対容能やQOL(生活の質)を上げるという報告が相次ぎました。その後、予後や再入院率も低下させることが明らかになり循環器医の注目を集めました。さらに、2004年には、比較試験をまとめた研究が発表され、運動療法の地位は確固たるものになりました。

最近は運動が心不全の予後を改善する気所について、分子レベルの研究も進んでいます。その一つは、抹消の内皮機能の改善です。運動をすると一酸化窒素の産生により血管が拡大し、血流が良くなります。すると抹消に十分血流が供給され、血管抵抗も減り、心臓への負担が減るというわけです。

さらに、心不全の患者さんは元々交感神経優位ですが、運動を続けることで副交感神経優位の状態となり、心臓への負担が軽減され、喚起効率も改善されることがわかっています。

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ジェネリック医薬品を選ぶメリット

ジェネリック医薬品を選ぶと、まず患者さんが負担する薬代が軽減されます。調剤報酬は、調剤技術料+薬学管理料+薬剤料+特定保健医療材料から成り立っていますが、この「薬材料」に当たる金額が安くなるのです。薬代が安くなることで、年々増加している国の医療費を抑制することもできます。

なぜジェネリック医薬品が安いのかというと、開発費が先発医薬品に比べて、少ないからです。先発医薬品は、世の中で最初に使用される薬であるため、その開発には数百億円という膨大な費用がかかります。そのジェネリック医薬品は先発医薬品で収集された情報を引き継ぐため、開発費は少なく3000~5000万円程度であり、その開発費の違いが安価な薬価に反映されるのです。

ただし、すべての薬をジェネリック医薬品に変更できるわけではありません。先発医薬品の特許は20~25年間存在しており、その特許が切れたものだけが変更できます。また、特許の関係上、使えない病気もあるのです。

赤血球数(RBC)

赤血球は、体の色々な組織に酸素を運び、一方不要になった炭酸ガスを交換して廃棄する役目、血液のPH(酸性・アルカリ性の度合い)を一定に保つ役目など、生命の維持に重要な働きをしています。

赤血球数の検査の目的は主に貧血の有無を知ることにあります。赤血球が減ると、酸素を運ぶ能力が落ち、体の細胞が酸欠状態となり、極端な場合には生命の危機に陥ることもあります。逆に赤血球が増えすぎると、血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなります。

赤血球数の基準値
男性:400万~539万個/ul 女性:360万~489万個/ul

男女とも、血液1ul中の赤血球が300万個以下であれば貧血と診断されます。異常値が出たら血清鉄(Fe)や骨髄検査プロトロンビン時間などの検査を行い、貧血の種類を調べます。さらに精密検査が必要な場合もあります。

貧血には、出血や鉄分の不足によって起こる鉄欠乏性貧血ビタミンB12の欠乏により膵臓の腫れや黄疸が出る悪性貧血、骨髄の造血機能の低下による再生不良貧血、赤血球が破壊されて溶血を起こす溶血性貧血などがあります。

日本人に一番多いのは鉄欠乏性貧血で、めまいや動悸がします。過度のダイエットや偏食による栄養不足、腸からの鉄分の吸収が不十分な場合に起こります。女性の場合は整理の出血や子宮筋腫なども要因となります。中高年の場合は、胃がんや大腸がんがないかどうかも検査しておく必要があります。

血液検査:ヘモグロビンとヘマトクリット

ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素で、ヘムという鉄分とグロビンというたんぱく質とが結びついたものです。このヘムという鉄分に酸素が結びついて、酸素を体中に運び、不要になった二酸化炭素を運び出しています。

一方、ヘマトクリットとは、一定量の血液の中に、赤血球がどれだけ含まれているかをパーセント(%)で表したもので、血液を遠心分離機にかけて沈殿した赤血球の比率を測定します。いずれの検査も主として貧血の有無を知るために行なわれます。

ヘモグロビンの基準値
男性:13.0~16.6g/dl 女性:11.4~14.6/dl

ヘマトクリットの基準値
男性:38.0~48.9% 女性:34.0~43.9%

ヘモグロビンヘマトクリットの値は赤血球数と連動していますから、低値の場合は貧血、多い場合は多血症です。貧血は種類によって2時検査の方法、さらには治療法が異なってきますので、注意が必要です。高値で多血症が疑われるときは、慢性の心臓病、呼吸器の病気などが隠れているケースもあるのでさらに詳しい検査が必要です。

貧血と診断される人の9割が鉄欠乏性貧血です。貧血予防のためには、レバー、イワシ、カキ、アサリなど鉄分を多く含む食品を積極的にとり、食事の改善に努めましょう。ひじきなどの海藻類や豆腐などの大豆製品にも鉄分は豊富です。

40歳以上の女性の半数が経験する尿漏れ

咳やくしゃみをした拍子に尿が漏れ出てしまうなど、自分の意思に反して尿が漏れ出てしまうことを尿失禁といい、一度でも経験した人を含めると、40歳以上の女性の約半数に見られ、外出が心配など生活に支障をきたしている人も少なくありません。

女性の尿漏れの約7割を占めているのが、「腹圧性尿失禁」です。これは、咳やくしゃみ、重いものを持ち上げるなどの動作で、腹圧がかかったときに尿が漏れるものです。骨盤内にある膀胱や子宮などを支える筋肉(骨盤底筋)が弱くなることで起こります。この筋肉は加齢とともに弱くなり、妊娠、出産、肥満、閉経による女性ホルモンの分泌低下がそれに加わります。

次いで多いのが「切迫性尿失禁」です。尿意を感じてトイレに行くが、我慢で傷に途中でもらしてしまうもので、こちらも加齢とともに増加します。脳出血や脳梗塞の後遺症で起こることもありますが、ハッキリ原因がわからないものも多く、いずれも原因となる病態を「過活動膀胱」と呼んでいます。

治療については、軽い腹圧性尿失禁なら、骨盤底筋を鍛える骨盤底筋体操を毎日行なうことで改善します。同時に、尿道の収縮力を増す薬も服用します。これで効果がみられない場合は、TVT手術を受けます。
一方、切迫性尿失禁の場合は、膀胱の過活動を抑える抗コリン薬などが処方されます。

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