こまめな水分補給で脱水症状を予防しましょう
梅雨が明けていないにもかかわらず、全国各地で熊谷市ばりの猛暑日が続いています。外出する際は、脱水症状に陥らないように注意しなければなりません。予防策は、こまめに水分を摂取することです。

最も効率のよい水分補給の方法は、10分おきくらいに少しずつ飲むことです。のどの渇きを感じてからがぶ飲みしてしまうと、水分が体内に思うように吸収されず、ほとんどが尿として体外に排出されてしまうので注意しましょう。
ペットボトル入りのお茶を持ち歩いている人も多い方と思いますが、水分補給の観点から見ると、お茶には利尿作用があるのであまり適していません。最もいいのは水分と同時に失われたミネラルも補給できるスポーツドリンクです。
睡眠時無呼吸症候群の診断と対策
睡眠中に何度も呼吸が止まる病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。これは、気道の閉塞などが原因で、脳と血液中が酸素不足になり二酸化炭素量が増加する病気です。肥満の人がかかる病気と思われがちですが、痩せている人でも気道の閉塞は起こり、最近増えていることが指摘されています。

いびき、不眠、日中の眠気、倦怠感、うつ状態などの症状がある人は、この病気の可能性があります。放置すると、高血圧や脳卒中などの合併症を引き起こしたり、日中の強い眠気のために交通事故などを起こしたりすることもありますから、早めに呼吸器科を受診しましょう
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の検査法としてもっとも優れているのは、睡眠ポリグラフィー(PSG)です。この検査では、睡眠時無呼吸症候群の条件である次の項目を調べます。
1.一晩の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上ある。
2.1時間当たり、10秒以上の無呼吸が5回以上ある。
軽症であれば減量に努めたり、飲酒を控えるなどの生活習慣の改善によって症状が緩和することがあります。しかし、中等症以上では治療が必要です。とくに重症な場合は、経鼻的持続陽圧人工呼吸法(CPAP療法)がもっとも有効です。これは、鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくすという治療法で、保健適用となっています。
ジェネリック医薬品は何故安いのでしょうか?
高橋英樹さんのCM(沢井製薬)などの効果もあって、ジェネリック医薬品の経済性に関心が集まっています。ジェネリック医薬品の値段は先発医薬品の2~7割ぐらい、およそ半分の値段です。したがって医療費の自己負担率が3割という今日では、家計にもやさしい医薬品ということになります。

では、なぜジェネリック医薬品の値段は安いのでしょうか?通常、メーカーが新薬を開発し製造する場合、その有効成分の開発には数百億円以上の開発経費と10~20年の年月を要しています。
このため開発メーカーは特許を出願してから20~25年間、特許保護の下に新薬を独占的に製造販売できることになっています。
しかし、この新薬の特許が切れた後で作られるジェネリック医薬品は、新薬メーカーが開発した薬と同じ有効成分を使うため、新薬ほど開発経費がかかりません。このため先発品より開発経費がかかっていない分安くなっており、値段はおよそ半分くらいになるというわけです。
中高年にお勧めのビタミンは?
CMでおなじみのDHCをはじめ、ドラッグストアでは非常に多くのサプリメントが売られており、その種類は年々増加しています。あれだけのスペースをサプリメントだけが占めているということは相当な売れ行きだと思いますが(僕も風邪の予防にビタミンCと疲れ目にブルーベリーエキスを飲んでいます)、やはり基本は三度の食事からで、サプリメントはあくまでも補助とするのが適切です。

これは同じ栄養成分を摂取しても、サプリメントは通常の食事から摂取した場合に比べて、吸収率が落ちる、効用が短いなどのケースもありますし、1錠あたりの含有量が多いために、知らず知らずのうちに取りすぎの状態となり副作用が出る場合もあるからです。
中高年の人が積極的にとりたいのは、生活習慣病などを防ぐビタミンです。体内に「活性酸素」が増えると、LDL(悪玉)コレステロールを酸化・変質させて、動脈硬化を促進する「酸化LDL」という物質を作り出します。この酸化を抑え、動脈硬化をはじめとする活性酸素の害を防ぐのがビタミンA、C、Eです。
なお、ビタミンAには動物性食品に含まれる「レチノール」と、緑黄色野菜などに含まれ、体内でビタミンAに変わる「βカロテン」がありますが、抗酸化作用が高いのはβカロテンです。
動脈硬化の危険因子として、最近注目されているのが「ホモシステイン」です。ホモシステインとは、肝臓で「メチオニン」というアミノ酸が「システイン」というアミノ酸に変わる途中で、一時的につくられる物質です。ホモシステインは増えすぎると動脈硬化を引き起こしますが、それを防ぐのがビタミンB6、B12、葉酸です。
ビタミンB6は、ホモシステインからシステインへの変換を促して、動脈硬化を防ぎます。一方、B12と葉酸は、ホモシステインの害のないメチオニンに戻すことで、動脈硬化を予防するのです。
旅行で気をつけたいエノコミークラス症候群
日本では大型休暇などで海外旅行へ行く人が年々増えていますが、それに比例して「エコノミークラス症候群」を発症する人も増えています。別名、「静脈血栓症」とも呼ばれており、静脈内に血栓という血液の塊ができることにより発生する病気で、外科、整形外科、婦人科領域などの外科手術後や慢性疾患などで、長期間ベッドに横たわることを余儀なくされた場合に発症しやすいといわれてきました。

近年では先述のように旅行中の交通機関内(特に飛行機)などで、長時間じっと座ったままで足を動かさない状態で発病するケースが増えいています。脚の静脈の中にできた小さい血栓が次第に大きくなり、それが何かの拍子に肺のほうに流れて肺の血管に詰まると、呼吸困難から死にいたることもある「肺梗塞」をひきおこすことがあります。
エコノミークラス症候群の治療法ですが、急性期では静脈内の血栓を溶解させたり、さらに新たな血栓が形成されるのを防ぐ薬物療法のほか、直接血栓を摘出したり、人工血管や自分の血管を用いて血流を再開させるバイパス術などの手術療法があります。
慢性期の治療では、長時間立ちっぱなしでいない、「弾性ストッキング」を着用する、再発を予防するために血栓が形成されるのを防ぐ薬を服用する、などの保存的療法のほか、静脈が血栓で閉塞しているために上昇している静脈圧を下げるための外科手術があります。
予防策としては、まず長期間乗り物に乗る場合は、1~2時間ごとに足を動かしたり、ふくらはぎや太ももをマッサージしたり、もんだりする方法が有効です。また、脱水状態が血栓をできやすくしますので、十分な水分補給も必要です。
不眠症には生活スタイルの改善を
家庭や会社での人間関係をはじめとするストレスなどが原因で不眠症になる人が増えています。医療機関で出される睡眠薬を服用している方も多いともいますが、睡眠薬=危険な薬というイメージ(おそらくニュースなどの影響でしょう)がいまだに定着しているようです。

しかし、広く使われている「ベンゾジアゼピン関連物質」をはじめとする現代の睡眠薬は、安全性が非常に高いもので、医師の処方の元で正しく服用していれば心配はありません。症状の改善にともなって服用する量を減らしたり、やめたりすることもできますので、まず「よい睡眠をとるための生活」を心がけることが大切です。
まず、就寝時刻を確認してみましょう。一般的には「睡眠時間は1日8時間が最良」と思われていますが、日本人の平均睡眠時間は6~7時間で、この時間内におさまっていて、日中に強い眠気がなければ問題ありません。逆に睡眠時間に固執しすぎすると、かえって寝つきが悪くなってしまうこともあります。普通の生活で「ああ眠いな」と感じるようになってからベッドに入るようにしましょう。
次に、夕方から眠る直前までの過ごし方を確認してみましょう。夜、蛍光灯による強すぎる照明を浴びて、明るい部屋で過ごしていないでしょうか?明るい光は眼からの強い刺激となって体内に信号を送るため、体の中にある生体時計が「まだ昼だ」と誤認し、活動に適した状態になるよう、体全体に指示を送ることがあります。
夜は明るすぎない照明にして、昼と夜のメリハリをつけた環境を作るようにしましょう。
また、眠る前の数時間はリラックスして過ごすように心がけます。夕食後少したってから軽めの運動をする、寝る1~2時間前に塗る目のお風呂にゆっくり入る、気分を落ち着かせる音楽(個人的にはエンヤとかがいいです!)を聴いてくつろぐ、などが効果的です。


