健診(健康診断)の種類と差別化が進む人間ドック | 今日の健康トピックス

公的制度である健診と自己負担の人間ドック

自身の健康状態の把握や病気の発見のために行う健診(健康診断)は、職場、学校、地域など公的な制度だけでも様々種類があり、それに応じて検査項目も違ってきます。職場の健診は、労働安全衛生法などに基づき、業種や規模に関係なく、事業者の費用負担で実施が義務付けられています。

職場で放射線や有機溶剤、鉛などを扱う場合、その仕事に応じた特殊健診も義務付けられます。長時間パソコンのモニター等を見つめるVDT作業を行う人、腰に負担がかかる介護作業なども、行政指導で別途の健診が必要です。また、学校保険法では、幼稚園から大学まで、職員も含めて毎年健診を行うように定められています。

一方、市町村や保険者による健診は、正式に健康診査という名称が多く、乳がんや子宮がんなどの特定の病気を見つける場合は検診(字の違いに注意)と呼びます。どちらも全国一律ではなく、実施状況や費用負担に差があります。

人間ドックは、自覚症状の有無に関係なく病院・診療所で希望する部位の精密検査を受けて、病気の有無や臓器の状態をチェックするものです。こちらは任意ですので保険が利かず全額自己負担となります。

医療機関は検査価格を自由に設定でき、受診者の増加はそのまま利益増加に繋がりますので、最近は受診者獲得のため、体に負担をかけることなく短時間で全身の断面画像が撮影できるマルチスライスCTなどの高価な検査機器を導入したり、脳卒中に備えた脳ドック、心臓ドック、肺がんリスクを調べる肺ドックなどのオプションと組み合わせたコースも登場しています。

また宿泊は交通の便がいい近場の超高級ホテルであったり、有名観光地のツアーパッケージに人間ドックを組み込んだものまで、医療機関や専門施設はあの手この手で受診者にアピールしています。個人的には旅行は旅行で、人間ドックと別にゆっくり行きたいですが…。検査が気になって旅行楽しめないんじゃないか心配です。最近は乳がんや子宮がんの検査ニーズが高いため、健診・人間ドック 医師 求人は女性医師の方が転職しやすい状態です。