脳梗塞予防に水分摂取は効果がない?
夜間頻尿を主訴として病院を訪れる患者さんの中には、1日2リットル以上もの水分を摂取している方が少なくありません。患者さんの話によると脳梗塞や心筋梗塞の予防には水分をたくさん摂取するのがよいとテレビや雑誌で特集していたとのことです。

しかし、大量に水分を摂取することが脳梗塞や心筋梗塞の原因のひとつと言われている血液の粘稠度を低下させるという医学的な根拠はなく、国内外の調査でも排尿回数を増やすだけという結果が出ています。
高齢者の場合、脱水予防の観点から十分な摂取が必要という考えもありますが、あくまでも、介護を必要とする人や認知症などでのどの渇きを自覚できない人が脱水のリスクがあるということであり、日常生活活動(ADL)が自立した元気な人が脱水になるとは考えにくく、無理してまで水を飲む必要はありません。
むしろ、夜間頻尿になることで生活の質(QOL)が低下し予後も悪くなることが明らかになっています。夜トイレに行く回数が多い人ほど転倒の危険性が高くなるため、死亡率が高いというデータもあります。
適度な水分摂取量は体形や生活環境、汗のかきやすさなど個人によって異なります。まず医師に1日の尿量を計測してもらい、尿量の合計が「体重(kg)×20~30ミリリットル」程度になるように調整するのが理想とされています。
-AD-動脈瘤を早期発見して脳卒中を予防するには脳ドックが有効です。ドクターのリスク対策、被害者である患者の保護救済として医師 保険の役割はますます大きくなっています。


