赤血球数(RBC)
赤血球は、体の色々な組織に酸素を運び、一方不要になった炭酸ガスを交換して廃棄する役目、血液のPH(酸性・アルカリ性の度合い)を一定に保つ役目など、生命の維持に重要な働きをしています。

赤血球数の検査の目的は主に貧血の有無を知ることにあります。赤血球が減ると、酸素を運ぶ能力が落ち、体の細胞が酸欠状態となり、極端な場合には生命の危機に陥ることもあります。逆に赤血球が増えすぎると、血液が濃くなり、血管が詰まりやすくなります。
赤血球数の基準値
男性:400万~539万個/ul 女性:360万~489万個/ul
男女とも、血液1ul中の赤血球が300万個以下であれば貧血と診断されます。異常値が出たら血清鉄(Fe)や骨髄検査プロトロンビン時間などの検査を行い、貧血の種類を調べます。さらに精密検査が必要な場合もあります。
貧血には、出血や鉄分の不足によって起こる鉄欠乏性貧血ビタミンB12の欠乏により膵臓の腫れや黄疸が出る悪性貧血、骨髄の造血機能の低下による再生不良貧血、赤血球が破壊されて溶血を起こす溶血性貧血などがあります。
日本人に一番多いのは鉄欠乏性貧血で、めまいや動悸がします。過度のダイエットや偏食による栄養不足、腸からの鉄分の吸収が不十分な場合に起こります。女性の場合は整理の出血や子宮筋腫なども要因となります。中高年の場合は、胃がんや大腸がんがないかどうかも検査しておく必要があります。


