むずむず脚症候群の患者会が設立
夜寝ようとすると、脚の中を虫が這っているようなどうしようもない不快な症状がやってくる「むずむず脚症候群」への理解を広げようと、6月2日(「むず」とロゴ合わせ?)に初めての患者会「むずむず脚症候群の友の会」が設立されました。

症状の程度に差はあるものの、日本人の5%前後がこの病気を持っているとされていますので、それほどマイナーな病気ではありませんが、医師の認知度が低いために不眠症と誤診されたまま、適切な治療を受けることができずに苦しんでおられる方がたくさんいるようです。国際機関による診断基準は以下の通りとなっています。
- 1.かゆみなどの不快な感覚に伴って、足を動かしたいという強い欲求が起きる。
- 2.症状が、寝ている状態や座ったりしている状態でも始まる。
- 3.症状は、体を動かすことによって改善される。
- 4.症状は、夕方から夜間にかけて強くなる。
患者さんが共通して訴えるのは、「脚の中に手を突っ込んでかきむしりたい」、「じっとしていると症状が現れるので、寝ているときも脚を布団に叩きつけずにいられない」、あるいはこの会の代表人の良永さんのように「腰から下は必要ないと思ったほど」など、日常生活に著しい影響を及ぼしています。
詳しい原因はわかっていませんが、運動に関する情報を脳に伝えるドーパミン(ホルモンの一種)の機能低下や鉄分の不足が関係しているとの考え方が有力です。糖尿病が悪化して人工透析を受けている人、妊婦さんに多くみられるのが特徴です。
専門医による診断を受け、鉄分を補給するための鉄剤やパーキンソン病に使われるカルビドパ/レボドパ合剤(商品名:メネシット)などによる治療を受ければ、ほとんどの症状が改善されるとされています。
上記の症状に当てはまる方は、睡眠障害を専門にしている医療機関を、近くにない場合は神経内科、精神科を受診してみてはいかがでしょうか?


