睡眠時無呼吸症候群の診断と対策
睡眠中に何度も呼吸が止まる病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。これは、気道の閉塞などが原因で、脳と血液中が酸素不足になり二酸化炭素量が増加する病気です。肥満の人がかかる病気と思われがちですが、痩せている人でも気道の閉塞は起こり、最近増えていることが指摘されています。

いびき、不眠、日中の眠気、倦怠感、うつ状態などの症状がある人は、この病気の可能性があります。放置すると、高血圧や脳卒中などの合併症を引き起こしたり、日中の強い眠気のために交通事故などを起こしたりすることもありますから、早めに呼吸器科を受診しましょう
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合の検査法としてもっとも優れているのは、睡眠ポリグラフィー(PSG)です。この検査では、睡眠時無呼吸症候群の条件である次の項目を調べます。
1.一晩の睡眠中に10秒以上の無呼吸が30回以上ある。
2.1時間当たり、10秒以上の無呼吸が5回以上ある。
軽症であれば減量に努めたり、飲酒を控えるなどの生活習慣の改善によって症状が緩和することがあります。しかし、中等症以上では治療が必要です。とくに重症な場合は、経鼻的持続陽圧人工呼吸法(CPAP療法)がもっとも有効です。これは、鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸をなくすという治療法で、保健適用となっています。


