中高年にお勧めのビタミンは?
CMでおなじみのDHCをはじめ、ドラッグストアでは非常に多くのサプリメントが売られており、その種類は年々増加しています。あれだけのスペースをサプリメントだけが占めているということは相当な売れ行きだと思いますが(僕も風邪の予防にビタミンCと疲れ目にブルーベリーエキスを飲んでいます)、やはり基本は三度の食事からで、サプリメントはあくまでも補助とするのが適切です。

これは同じ栄養成分を摂取しても、サプリメントは通常の食事から摂取した場合に比べて、吸収率が落ちる、効用が短いなどのケースもありますし、1錠あたりの含有量が多いために、知らず知らずのうちに取りすぎの状態となり副作用が出る場合もあるからです。
中高年の人が積極的にとりたいのは、生活習慣病などを防ぐビタミンです。体内に「活性酸素」が増えると、LDL(悪玉)コレステロールを酸化・変質させて、動脈硬化を促進する「酸化LDL」という物質を作り出します。この酸化を抑え、動脈硬化をはじめとする活性酸素の害を防ぐのがビタミンA、C、Eです。
なお、ビタミンAには動物性食品に含まれる「レチノール」と、緑黄色野菜などに含まれ、体内でビタミンAに変わる「βカロテン」がありますが、抗酸化作用が高いのはβカロテンです。
動脈硬化の危険因子として、最近注目されているのが「ホモシステイン」です。ホモシステインとは、肝臓で「メチオニン」というアミノ酸が「システイン」というアミノ酸に変わる途中で、一時的につくられる物質です。ホモシステインは増えすぎると動脈硬化を引き起こしますが、それを防ぐのがビタミンB6、B12、葉酸です。
ビタミンB6は、ホモシステインからシステインへの変換を促して、動脈硬化を防ぎます。一方、B12と葉酸は、ホモシステインの害のないメチオニンに戻すことで、動脈硬化を予防するのです。


